法事料理と聞いて皆さんはどのような料理を想像されるでしょうか。
一般的に法要と呼ばれているのは、仏教の言葉で
故人を偲び冥福を祈って供養いたします。
本来は仏教の戒律に従った精進料理ですので、肉類などを避けて
野菜・山菜・穀類を中心としたものになるのが正式なしきたりなのでしょう。
皆さんも同じような想像をされたのではないでしょうか。
菩提寺で仏様の御前での食事会ならばそのような料理で良いと思いますが
あくまで我々料理屋が提供するものは懐石ではなく「会席」。
法事であっても賑やかなもので良いのだと考えています。
当店も創業当時の15年ほど前は、豆腐料理のみを提供しておりましたので
肉や魚だけではなく、卵など一切使わない本精進料理を提供することもありました。
しかし、時代の流れなのか、だんだんとお客様の要望も変わっていき、
今では本精進料理どころか魚料理までは使う半精進料理ですら、年に1回作るかどうか。
一昔前のように、親戚や従兄弟が身近な場所にいて度々顔を合わせる時代ではありません。
むしろ、法事や仏事でもない限り、親戚や従兄弟と顔を合わせる事すら
なくなってきたように感じています。
そんな時代だからこそ、形にとらわれず、
皆が集まる空間を楽しいひと時とできるような
華のある食事を提供できたら、と当店では考えています。
佐賀牛と創作豆腐膳 3,800円(税別)~
半精進料理 4,500円(税別)
本精進料理 6,000円(税別)も、ご用意できますのでお申し付けください。